コンクリートのジャングルを抜けて、たまにはきれいな空気も吸わせてあげようと、 私の故郷の近くの足柄山の麓に向かいました。
 都会の喧騒はやがて蝉の鳴く音と鳥のさえずりにかわり、 身体にあたる風は生命感に満ちています。

  このバイクは一応ドラッガーといわれています。 ドラッグ=ワルというようなイメージですから、このバイクもエキパイから ホイール、ハンドルポストに至るまで全て真っ黒、ワルそのものです。

 とするとこの写真はまるで、嫌がるワル少年を「健全な精神は健全な肉体に宿るのだぁ!」
とか何とか言って熱血先生に無理やりハイキングに連れ出されて ゼェハァ言っている、というような絵柄になるわけです。

 数少ない改造パーツの中から私の小遣いの範囲内でできることをやった姿がこれです。
スーパートラップもフォルナレスのリヤショックもブリーザーパイプもみんな中古。 スーパーバイク・グリップ、ハンドルブレースとバーエンドは金色にして せめて気分だけはワイルドにゴージャスに。
 リアタイヤはミシュランのV-MAX用がサイズは違うのですが突っ込めば やって出来ないことは無いそうです。次履き変える時にやってみようかしら・・・。 タイヤ屋の店長は昔エリミにGPZ400Rのエンジンを載せ、チェーンドライブにして GSX1100用のスウィングアームでグルングルン回っていたそうです。
 そうかぁ・・・。じゃぁオイラもそれやってエンジンを輸出用の600Rのエンジンに しちゃってさぁ・・・。などと行き付けのバイク屋のオヤジにこの夢を語ったら、「 そんなこと言ってる間にさぁ、大型免許取ったら?」だって。「 イイ単車入ったヨ、」と、しゃくったアゴの先にはローソンレプリカがピカピカと輝いていたのであった。
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